当院に来られる患者さんは、「痛い」、「かめない」、「外れる」、「しゃべりにくい」、「見た目が悪い」など、さまざまな入れ歯の悩みを抱えています。その治療に当たって最も大切なことは、歯科医師が自分の立ち位置から悩みを定型的に判断するのではなく、患者さんの悩みの根底にある情緒的な「本音」の部分を、いかにたくさん引き出せるかに尽きると捉えています。

このアプローチによってこそ、患者さんの悩み、不安の本質が正確に浮き彫りにされ、治療テーマが明確になり、それをお互いに共有できるようになります。さらに、患者さん一人一人に合った最適で最良の治療を始めることができるのです。あとはお互い共通の目標に向かって最善を尽くしていくだけです。私は、患者さんの声なき本音の声を「とことん聞くこと」を何よりも大切にしています。

入れ歯を入れられているあなたへ

ここにいらっしゃる方は入れ歯に何らかの悩み、不満を持たれている方だと思います。痛­い、かめない、はずれる、しゃべりにくい、見た目が悪いなど、悩みは大まかには分類することができ、一般的な対処法ですむ患者さんもたくさんいらっしゃいます・・・。

良い入れ歯を作るために

こうした入れ歯医療の難しさを目にすると、良い入れ歯を作るためには、いかに患者さん­の真の本音を引き出せるか、いかに歯科医師がその本音を正確に捉えることができるか、­にかかっているのではないかと思うのです・・・。

リンゴ8個でもはずれない入れ歯

入れ歯のはずれにくさを実験動画で配信。